人間にはたくさんの関節があります。体を自由に動かせるのはその関節がスムーズに機能を果たしているからなのです。
そんな関節も加齢とともにスムーズさが失われていきます。
関節痛を引きおこす原因は年代や症状によってさまざまです。まずはかかりつけの病院で診断してもらいましょう。
関節痛の中でも多い変形性関節症は軟骨不足によるものが原因です。骨と骨の間にある軟骨、これが重要な役割を担っているのです。軟骨が磨り減って骨と骨が直接こすれあってしまうことから摩擦がおき痛みが発生します。
骨と骨の間にある軟骨は弾力性があり、クッションの役割をしています。
そして関節液が潤滑油のように分泌され関節はスムーズに動くことが出来るのです。 軟骨が磨り減るということは油なしに、金属同士がギシギシとこすれあっているというイメージです。。
想像するだけで痛いですよね。
関節痛は早い方で40代から現れます。
重労働をしていたり、スポーツをしていた方も早いといわれています。痛み始めは立ち上がる時などに関節が痛いような感覚ですが、いずれ持続的な痛みになり、さらにひどくなると体を休めていても痛むようになります。
無意識のうちにいつも膝をさすっている、なんてことはありませんか?
関節痛は手、足、腰、肩などでありますが、その中でも特に膝は常に体重がかかる場所で、歩いたり、立ち上がったりする動作を行うとさらに体重の数倍もの負荷を膝にかけることになります。 階段の上り下りなどでは大きな力を膝にかけるので痛むのも当然です。
ではなぜ軟骨は磨り減ってしまうのでしょう??
それは加齢による新陳代謝の低下です。新陳代謝が低下することで軟骨を生成する機能が低下し、軟骨の破壊と生成のバランスが保てず結果的に軟骨が減っていきます。
軟骨生成を促すとしてグルコサミンやコンドロイチン、MSM、コラーゲン、ヒアルロン酸などがあげられます。
また痛みにはキャッツクローも有名ですが、どれも食事だけで補うには難しいものばかりなので、サプリメントが大変人気を得ています。