「最近、疲れやすい」と感じることはありませんか?
文部科学省の研究報告書で、日本において一般地域住民を対象とした複数の調査で約6割の人が疲労を感じていることが報告されています。近年ではその内の半数が、半年以上または繰り返し疲労が続いています。
疲れやすい
あなたは大丈夫? 疲労蓄積度をチェックしよう
2004年6月、厚生労働省は過重労働による健康障害防止のため、労働者が疲労の蓄積を確認するためチェックシートを作成しました。
厚生労働省が作成した疲労蓄積度のチェックリスト
(安全衛生情報センターページを開きます。)
疲労が長く続くと…慢性疲労症候群?
日常生活で疲労を感じた場合は入浴や睡眠によって改善されることが多いのですが、ある日突然激しい疲れや頭痛、関節の痛みなどの肉体的に表れた場合、あるいは集中力の低下、不安感などの精神的に表れた場合は注意が必要です。
原因不明な疲労を始めとするこれらが半年以上続く場合は「慢性疲労症候群」の可能性があります。
慢性疲労症候群の場合、脳の疲れは解消されず、脳の他の部分も機能が低下してしまうといわれています。
また他の病気と併発する場合もあるので、専門の病院に行って相談をしましょう。疲労を感じたら身体からのSOSと考え、無理をせずに休養することが大切です。
でも、「少しぐらい無理をしても…」「毎日のことだから仕方が無い」と考えていませんか?疲労を感じることにより身体に表れますよ。
ふと鏡を見たら、唇に吹き出物があった!なんてことも。
それは肉体的・精神的に疲労やストレスが溜まっているサインです。吹き出物は口唇ヘルペスと呼ばれ、疲労やストレスにより身体の免疫力が低下すると再発する病気の一つなのです。
疲労を溜めないことが大切
疲労を回復するためには食事を栄養が偏ることなく、“糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維”をバランスよく取ることが大切です。
また、睡眠も最低6時間はとるようにしましょう。
ただし、過度の睡眠や睡眠不足になると疲労が溜まりますので逆効果です。早寝早起きを心がけることが疲労回復のポイントになります。
もちろん、疲労を溜めない体づくりになることも大切。気をつけたいことはバランスが崩れると疲労が溜まるので、毎日の生活から改善していきましょう。